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レバレッジという考え方 - AIという史上初のレバレッジ

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どこに力を入れるべきか

「ビジネスを始めたい。でも、何から始めたらいいかわからない。」よくある答えはこれだ。「まずスキルを身につけよう」「小さく始めよう」確かに重要だが、どれも腑に落ちなかった。

なぜなら、これらは「どうやって始めるか」の答えであって、「どこに力を入れるべきか」の答えではないから。

スキルを身につけても、方向が間違っていれば意味がない。小さく始めても、スケールしない構造なら小さいままで終わる。どうやって始めるべきかは頭の中でわかっていても、完璧主義の考え方が行動のブレーキをかけてしまう。問題はスタートの仕方ではなく、どこに力を集中させるかなのだ。

この問いに答えてくれる概念が、レバレッジの考え方である。レバレッジとは、てこの原理のことだ。小さな力で大きなものを動かす。ビジネスにおいても同じで、力の入れ方によって、同じ努力から生まれる結果が何倍にも変わるのではないかと感じている。

許可が必要なレバレッジと、許可が不要なレバレッジ

シリコンバレー投資家のナヴァル・ラヴィカントは、レバレッジには種類があると言った。

ひとつは労働だ。人を雇い、その力を借りる。古来から存在するレバレッジで、強力だ。しかし、人を動かすには「許可」がいる。採用し、説得し、給与を払い、信頼を築く必要がある。強力だが、参入のハードルが高い。

もうひとつは資本だ。お金を使って、お金に働かせる。これも強力なレバレッジだ。しかし資本を動かすには許可がいる。投資家を説得するか、十分な元手を自分で用意するしかない。個人が今すぐ使えるレバレッジではない。

この2つのレバレッジは強力だが、個人が明日から使い始められるものではない。では、個人がPC1台で始められるレバレッジはあるのか?ナヴァルは、コードとメディアがあるという。

コードは、一度書けば無限に複製できる。あなたが寝ている間も、ソフトウェアは働き続け、価値を生み出す。始めるのに許可はいらない。そしてインターネットが配布網となり、物理法則を無視して世界に届く。

メディアもこれと同じ構造だ。記事を一本書けば、それは何百万人に読まれても劣化しない。動画一本が、あなたの代わりに働き続ける。これも許可が不要で、プラットフォームがあれば、誰でも今日から始められる。

コードとメディアが強い理由は、複製コストがゼロだからだ。これを限界費用がゼロであるという。一度作ったものが、何度でも働いてくれる。

これが個人がビジネスを始める時に最初に考えるべきレバレッジだ。許可が不要で、今すぐ使えて、当たればスケールする。

AIは史上初めて登場した「許可不要の労働レバレッジ」

レバレッジの枠組みを知った時、ひとつ気になった。コードとメディアが許可不要なのか、複製コストがゼロだからだ。一方で、労働はなぜ許可が必要なのか。それは、人間を動かすのに摩擦があるからだ。採用、契約、給与、管理。これらが労働レバレッジの参入障壁を作っていた。

歴史を振り返れば、労働はもっと古くからあり、労働は常に許可を必要とするレバレッジだった。人を動かすには、相手の同意が必要なのはとても自然なことだ。それは今も変わらない - 人間に対しては。

今まさに労働のレバレッジが歴史上初めて許可不要になった。それがAIだ。AIに何かを頼むに、採用面接もいらないし、契約書もいらない。ただ、「やってほしいこと」を伝えれば、それだけで動き始める。

コードが「許可不要のプロダクト製造」を可能にしたように、AIは「許可不要の労働力」を可能にした。個人が、チームなしに、チームのような仕事ができる時代が来たのだ。実際、これまでのコードのレバレッジをスケールするには、数人のエンジニアを雇う必要があったが、2026年にはAIコーディング支援ツールの台頭で個人でもチーム開発レベルのソフトウェアを構築できるようになった。これは歴史的な追い風である。AIはレバレッジであるから、コードのレバレッジと乗算することができるのだ。

多くの人は、何かスキルを身につけようと初めて、使い道から考える。私は「何が大きな力を生むか」を考え、そこから「自分が何を学ぶべきか」を決めるのが重要だと考えた。

レバレッジを知ることが、出発点になる

「何から始めたらいいかわからない」は、「どのレバレッジを選ぶべきかわからない」に変換できる。 そして今この時代、個人が使えるレバレッジは3つある。

どれか一つから始めることになるが、その先にはこれらのレバレッジを掛け合わせることができる。自分はコードとAIのソフトウェア開発を軸に選び、このブログをメディアの第一歩とした。


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